2025年 新春アート
瑞穂の国の かんながら
夜明けを告げる 霊鳥は
ひかりふる世の よあけどり
あけぼの開けて 日を照らす
皆様、こんにちは。画家・作家のはせくらみゆきです。
このたび、展覧会のみで展示させていただいていた50号の絵画「よあけどり」を、2025年の始まりに相応しいアートとして、版画化させていただくことになりました。
この絵画は、2017年に描いたものですが、実はこの絵画の下には、異なる絵画を数種類描いたものでした。
といいますのは、私たちが進むべく未来の姿をみせてほしい…と心の奥で念じ、瞑想を通して感じ取った風景を順に描き、重ねていったのです。
最初は、星々がまたたく大宇宙の絵で、次の絵が七色が揺らめき輝く世界でした。
その次には、海原と大地が現われ、その大地から色とりどりの花が咲きました。
さらにその真下から大木が現われて、画面いっぱいにひろがりました。
次にたわわな実を描き、これで完成かと思うと、世界が再び虹に覆われ、やがて黄金の色でいっぱいになったのです。
その後、画面の向こうから空を突き破るように、尾の長い光る鳥が現われ、天空からスーッと急降下し、尾羽をはためかせながら、舞い降ります。
このようにして、6枚の異なる絵を描いて(油絵なので消せるのです)、最後に書いた7枚目の絵が、「よあけどり」となりました。
というわけで、最終的にどのようになるかは、私自身、わからなかった、というのが正直なところです。
ただ、わかったことは、「未来は明るい!」という確信でした。
その圧倒的な明るさ、強さを感じながら、絵筆を進めていったのです。
( みゆきアートを描いている時の様子です )
ですので、この絵画は私の中でも特別な思い入れのある作品です。
驚くべくは、「よあけどり」を最初に展示した、上野の美術館で、展示初日に異変が起きたことです。
なんと、羽の真下に、突然、まるで本当に羽ばたいた跡であるかのように、スーッと一筋の裂け目が、絵画の中に表出したのです。
(もちろん、通常は、ありえないことなのですが)。
というわけで、美術館より連絡を受けた私は、すぐに絵具で修復して事なきを得ましたが、関係者も私も、頭をかしげる「珍事件」が起こりました。
その日の夜、私は夢を見ました。出てきたのは、絵画に描いた「よあけどり」。
夢の中では、まぶしい太陽に包まれた「火の鳥」のようなイメージでしたが、天からまっすぐに降りてきた鳥はいいました。
「我は飛んだのであるぞ」と。
そしてさらにこう告げたのです。
「時は満つ。おのが内から 夜明けの鐘を 鳴らしませ」と。
そうして、まるで天岩戸開き神話のなかで、太陽の神アマテラスが、岩戸から出ていくようなイメージが現われて、世界がまばゆい光に覆われました。
その強烈な光で目が覚めた、というなんとも不思議な夢を見ました。
そこから9年を経た、令和七年新春。
いよいよこの「時は満つ」のタイミングが来ていることを感じます。
天なる想いと内なる想いが重なり合い、天地(あめつち)の応援を受けて、人の想いが具現化する時代が、始まろうとしているのでしょう。
このようなプロセスを経て、このたび限定発売することとなった、「よあけどり」の版画です。
本アートを通して、あなたとあなたのまわり、世界が、ますます喜びと幸せに包まれ、さらなる豊かさに導かれますことを、作家としてお手伝いが出来ましたら、光栄でございます。
どうぞよろしくお願いいたします。
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